お前、何様なんだ?
May 28, 2003
ネット公開している或る劇評を読んでいて、アッと驚いた。
こいつ、地方で活動している某劇団の芝居について、「◯◯◯◯の助手を務めたこともあるにもかかわらず、その経験がまったく生かされていない」という理由で、劇団(および演出家)の仕事を貶めているのだ。
また、現在準備中の芝居に対しても、「この作品を選んだからには、静かな演劇とはなにかをちゃんと見据えて、きちんと上演してほしいと思っています。 ◯◯◯◯は、作為と見せない行為の積み重ねで大きなドラマを表現する、という静かな演劇そのものの作劇法の体現者です。それがどう上演されるかで、この劇団の知的レベルがわかります。」などと、いらん指図をしておる。
公演を間近に控えて稽古に励んでいる劇団員に、無用のプレッシャーをかけるんぢゃねえよ!
つまりこの輩は、全国区で名を知られている有名な劇団・有名な演出家の模倣(パクリ)を、地方の劇団に奨励しておるわけだ。
おいおい、創作活動ってのは物真似ショーぢゃねえんだぞ!
こいつ、表向きは地方の演劇活動を応援するような看板を掲げているが、公開されている劇評を読めば、「東京の劇団=素晴らしい・立派」、「地方の劇団=つまらん・しょぼい」、という偏見に満ちていることは明白。頻繁に「東京進出」を話題にするところなど、地方蔑視としか思えない。
有名劇団のパクリをやったら、東京でウケるとでも思ってるのか?
地方のみならず、演劇界全体を冒涜しているとしか思えんよ。
だけど、こいつが書いた批評でいちばん気に入らないのは、芝居の内容だけでは飽きたらず、
来場した観客までをも批判している ところだ。
お前、何様なんだ?